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2009年3月 2日 (月)

L型GP、あるいは、MicroVert的アンテナ

ここのところ、無線車を出して移動運用することが多かったが、その一方で、自宅から気軽にオンエアしたいと思う時もある。いや、出来ることなら自宅に大きなアンテナを立ててじっくり無線を楽しみたい。

しかし私はアパート暮らしである。とてもじゃないがHFのビームアンテナなんて建てられない。となると「釣竿+ATU」や「モービルホイップ」と言うことになるわけだが、ここ1年ほどいろいろ試行錯誤した結果、こんなアンテナシステムに落ち着いた。(下図参照)

Photo_5

■基本的な構造

私は2階建てのアパートの2階に住んでいるので、一応「最上階」である。上空に関してはあまり制約がないことを利用して、ベランダから斜めに伸縮ポールを突き出すことにした。伸縮ポールの先端は地上高5mくらいになる。ほぼ屋根の高さと同じである。

■アンテナ取り付け部

この伸縮ポールの先にはモービル基台を付けて、モービルホイップを取り付けた。「取り付けた」といっても、モービルホイップはモノバンドのものを何本も持っているので、QSYのたびにひっかえとっかえする。モービルホイップは第一電波工業のHF20FXなど、軽くて長さが1mちょっとの物を使っている。(7MHzだけ、コメットのHR7という2m長のものを使うこともある)

■ラジアル

このままだとアースが無いので、モービル基台のアース側にギボシをつけて、そこから任意長のラジアルを張るようにしている。ラジアルは5mを2本、1.5mを1本用意している。14MHzに出るときは5mを一本、7MHzに出るときは5mを2本つないで10mとし、また50MHzに出るときは1.5mのものをつなぐ。50MHzのときはラジアルが短いので、垂直ダイポールのような状態になる。18MHzに出るときは5mのラジアルを適当な長さに巻き取って対応している。

ラジアルは出来ればまっすぐ引きおろしたいところだが、ベランダが狭いので14MHzのときは先端1.5mほどを下にたらしている。7MHzのときはベランダを横切るようにしてラジアルを引き回す。こんな適当なラジアルでもそこそこSWRは落ちてくれる。最終的にはリグの内蔵チューナーで同調を取ってしまう。

■飛び

さて肝心の電波の飛びだが、14MHz電信でG(イングランド)、7MHz電信でHC(エクアドル)との交信実績がある。いずれも出力は100W。聞こえただけなら18MHzでCO(キューバ)も確認している。ただし先日のK5Dの信号は確認できなかった。またアフリカ方面の信号は聞いたことがない(VQ9など近場のアフリカは交信実績あり)

ちなみにこの構成にいたる前は、ベランダにアースを取って、モービルホイップを「水平に」突き出していた。こちらのほうはSWRがきれいに落ちるのだが、飛びの面で力不足であった。そこで、アンテナの地上高をかせぎ、かつ打ち上げ角を低くすることを狙ってこの構成にしてみたところ、応答率が上がった。ひょっとすると垂直ダイポールの上半分を短縮した「Micro Vert的アンテナ(*)」になっているのかもしれない。

(*)この呼び方はJH1GVY氏の命名による。

■景観上の配慮

無線家からすると、この構成は十分にステルス性が高いと思われる。しかし普通の感覚で見ればベランダからポールが突き出ているのはそれなりに目立つ。また、ふいの強風や何かで破損したりアンテナが落下したりするのも心配だ。そこで、運用時以外はポールを縮めて、モービルホイップ、ラジアルも取り外している。

■今後

モービルホイップをやめて、フルサイズのエレメントにすると(14MHzなら5mほど)、私が移動運用で使っているバーチカルアンテナをそっくりそのまま地上高5mにしたことになる。ここまでやれば相当の性能向上が見込める。しかし問題はその5mのエレメント(おそらく釣竿)をどう安全に固定するか。このあたりが課題である。

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