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2010年8月16日 (月)

20m phased Vertical

F1000373

■ここまでの経緯

今年の春先からHF帯の移動用ビームアンテナの製作を画策している。

当初、簡単に設営できて、ビームの回転も容易そうな垂直型「Moxon」を作ろうと考え、まず2mで試作して、一応動作することは確認していた。その後、追々HF用を作ろうと考えていたのだが、実際に材料を集め始めると、軽くて、風にもしなることなく形状を保持し、なおかつ、設営・撤去が容易なように作ろうとすると、意外と難しいことが分かった。

「Moxon」は短縮型の2エレビームなのだが、短縮と言ってもリニアローディングであり、たかだかフルサイズの7-8割にしか短縮できないのである。HFで言えば、20m用垂直Moxonを作ろうとすると、高さは7,8mは必要であり、なおかつ、地上からは少し高くしてやる必要があるから、結局は10mくらいは必要になる。市販のグラスファイバポールで作ろうとすると、先端の細い段まで使うことになり、その部分にT字型の構造物を取り付けるのはかなり不安定だ。

■位相差給電を試してみる

そんなわけで、このビームアンテナ計画はしばらくお休みしていたのだが、秋のDXシーズンに備え、もう少し現実的な路線で行こうと、「位相差給電バーチカル」を試してみることにした。

位相差給電バーチカルは普通はローバンドで使われるのだが、まずは14MHzで試作してみることにした。何といっても5mの軽量な釣竿で手軽に作れるからだ。

<材料>

・グラスファイバ釣竿(5.4m) 2本

・カメラ用三脚 2台

・エレメント 2本(0.5sqの銅線5.01m)

・アース 2つ(金属クリップに5.01mの線が二本付いたものを2セット作成)

・Qマッチセクション(3C-2Vと3D-2Vで作成。それぞれ1/4λ×0.67長)

・位相差用ケーブル(3D-2V:1/4λ×0.67長)

・T字分岐コネクタ

※Qマッチや位相差を作るのに使う1/4λのケーブルは、一応アンテナアナライザでインピーダンスを計りながら作成。ケーブルはフジクラのものだったが、短縮率0.67で作って全く問題なかった。

材料は昨日秋葉原で購入しておいたので、今日は朝から、同軸ケーブルの工作を黙々と進めた。15時までに大体の工作を終えたので、16時くらいから近所の公園で設営開始。

■設営

まず三脚を5mの間隔に設置し、そこに釣竿をくくりつける。後は普通にバーチカルアンテナを組み立てて、それぞれSWR調整。エレメントは長めのようだったが、アースを伸ばさずに丸めて置いたら幾分改善した。それでもまだ13MHz台にSWRの最良点があるようだったが、とりあえずバンド内はSWR<2.5くらいで収まっているようなので、ここまでとする。

二つのバーチカルができたら、今度はT字分岐のコネクタで両方に給電。このとき片方のバーチカルには位相差ケーブルをはさんでおく。SWRのほうはバンド内ほぼ1.5以内で収まっていた。

■結果

RK0某というロシアの局がCWでパイルを捌いていたのでこの局を受信してみる。Sメータが振れるかどうか、という強さだったが、給電ケーブルの前後を入れ替えてみたらSメータが5くらいまで上がった。F/B比が出ているようだ。

エレメントは北西-南東の向きに並べてあるが、位相差ケーブルを挟み込んだほう(=90度遅れているほう)を北西のほうに持っていくと良く聞こえる。ビームの出る方向はこれで正しいのだろうか?

別冊CQ誌の過去記事などみても、どっちの方向にビームが出るのか特に明記されていない。MMANAのパタン図も、どの軸がXなりYなりの正の方向なのかわからない。ビームアンテナのビーム方向はとても大事な情報なのに、位相差バーチカルの記事に限ってその点が書いてないのはなんとも腑に落ちない。腑に落ちないが一応、MMANAのパターン図をここに載せておく。

Photo

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コメント

こんにちは。
自分も以前、2本のmobileホイップANTで実験しようと試みましたが、同一のANTではなかった事とアナライザー等の測定器が無くBAND内に共振点を出す事が出来ずにギブアップしました。
今後の結果に非常に興味があります。
FB DXを!

こんばんは。
書き込みありがとうございます。

BMFさんも試されたことがあるのですね。
位相差給電バーチカルについては、意外と製作例が少なく苦労しました。原理や構造が単純だから、わざわざ細かく解説する人も居ないのかもしれません。
そろそろcondxも秋の気配なので、また暇を見てこのアンテナを試してみたいと思います。

自分用のメモ:
JI5RPTさんの記事をよく読むと、ビーム方向はフェーズラインを入れた方向に出る、で正解のようです。

http://www.ji5rpt.com/as-049/jpg/iso.jpg

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