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2011年5月

2011年5月28日 (土)

0エリアでの運用の感想

ベランダにホイップアンテナを仮設置して一週間過ぎた。

現在の設置状況はこんな感じ。

Img_1487

ベランダに設置したアンテナ。アースはMAT50で。ベランダ柵が今まで見たことの無いデザインで、基台を取り付けるのに少々困った。

Img_1485

室内への引き込み口。換気口をふさぐ部品(ウォールキャップとかクーラーキャップとか言うらしい)に穴を開け、Mコネをつけただけだが、意外ときれいにまとまった。

さて、この一週間運用してみた感想などを書いてみます。

1.ノイズが少ない!

埼玉に居たときは14~21MHzでも結構ノイズがあって、ナロ-フィルターで300Hzくらいまで絞ってやらないと、目的の信号が聞き取りにくかった。よく雑誌などでは「フィルターは500Hzくらいにして複数の信号を同時に拾ってます」なんていう記事を見かけるが、実際にそれをやろうとすると、肝心の信号がノイズに埋もれてしまって聞き取れない状況だった。

しかし長野に来て、状況は一変。

ここ長野市内は明らかにノイズが少ない。かなり弱い信号でも聞き取りが可能。もちろんフィルターも、500Hzくらいにするのが丁度いい感じ。ノイズが少ないと耳も疲れないので快適です。長野市だって30万くらいの人口はあるのに、こんなに差があるとは驚き。

2.山の影響はまだ良くわからない。

長野市は盆地の中にあるので、周囲はことごとく山に囲まれている。特に北西方向の山が近いのでヨーロッパからの信号がどの程度影響を受けるのか気になっていた。

今日は丁度WPX(CW)コンテストだったのでワッチしてみたのだが、一応SP、E7などヨーロッパの近場の信号は聞こえている。2,3日前はアフリカ(ST2AR)の信号も聞こえたから、西方向から信号が来ていることは確か。ただ、ドカンとEUが聞こえてくる感じではない。ドカンと聞こえないのはコンディションのせいだと思いたい。

ノイズが少ないのは冬場のローバンドでも有利に働きそうだが、どうなるか。

2011年5月22日 (日)

JF1HYG/0で運用再開

長野に引っ越してきて2週間。ようやく部屋のダンボールも片付き、そろそろ無線機のセッティングが出来る状況になってきた。

今回は3階建てマンションの3階。最上階なので垂直方向にバーチカルを上げたいところだか、屋根の上にエレメントを上げるにはどうしたらよいか、その場合アースをどう取るか、という課題があって、まだいい方法がみつからない。ということで、とりあえず、ベランダからモービルホイップを突き出す方法で仮設置してみた。

室内からベランダにケーブルを出す方法は、換気口経由とした。ホームセンターでプラスチックの換気口用のふたを買ってきて、そこにM型中継コネクタを取り付けた。

ベランダは鉄製の柵があるのでそこにMAT50でアースを取った。

作業を始めたのが夕方だったので、電波を出して調整する頃にはすっかり夜になっていた。18MHz、14MHzのホイップをつけて調整すると、きれいにリグのSWRメーターが1近くになった。アースは良好に取れている模様。7MHzだといまひとつSWRが下がらないが、それでも1.5くらいなので大きな問題は無い。

そこで試し打ちをすることにしたのだが、今日はSSNが小さいせいか、ハイバンドの入感はさっぱり。しかたないので7MHzCWで国内相手に電波を出してみた。

最初に都城の局を捕まえて599/599で交信したのだが、交信後に珍しく呼ばれてしまった。それで2KHzほど上に上がって、先ほど呼んできた7エリアの局と交信。これも599/599.長野市(JCC0901)は珍しいのだろうか?自分が呼ばれる側になるのはあまり経験が無い。

とりあえず電波は出ているみたいで一安心。あとはDXに対してどれだけ飛ぶかが問題。

2011年5月 3日 (火)

引越しに至る顛末と、取るに足らない無線の悩み

2007年に東京で無線を再開させたとき、しばらくの間は、僕が最初に取得したコールサイン「JR0ELG」で運用をしていた。しかし、DXを呼ぶときにいちいち「/1」をつけるのが不便に感じられてきたので、その年の秋に開局申請を行って、「JF1HYG」を取得した。

1エリアでコールを取得したのは、たぶん今後はずっと関東地方で暮らしていくことになるだろう・・・という漠然とした思いがあったからだ。DXCCも、1989年にJR0ELGで申請して持っていたのだが(100エンティティ)、1エリアでのコール取得を機に、最初からやり直した。

 

ところが・・・。

今年の3月11日に東北地方で大きな地震が発生し、福島の原発が事故を起こした。

原発事故による放射性物質は関東地方にも流れ込んで、大気中の放射線量が高くなったり、水道水に放射性物質が混入したりした。

政府やマスメディアは「ただちに健康に影響を及ぼすことはない」という発表を繰り返した。しかしその根拠と言うのが「暫定基準値」という「とりあえず」の指標で、そのうち放射線に関するそのほかのいろいろな基準値が、なし崩し的に緩められていった。

そうなると「健康に影響を及ぼすことはない」という言葉自体の信憑性が怪しくなってくる。それに、影響がないのは「今」の話であって、今後数年、十数年を考えたときの影響というのは実は誰にも分からない。

そんな先の見えない状況の中で、「ここを離れよう」と最初に言い出したのは妻だった。

さすがに僕もそれは性急に過ぎると思った。しかし、事実として放射性物質が大気中に拡散しているし、それが地面に降下し、土壌に蓄積し、それを農産物が吸収し・・・と考えていくと、今後物事は悪い方向に行くことはあっても、前と同じ状態に戻ることはほとんどない、と思われた。

そこで、現在の勤務地に通える範囲で、もっとも放射線の影響を受けにくいと思われる長野に転居する、という決断をすることになった。

  

4月のはじめに長野に行って、最初に思ったことは「山が近い」ということだった。

長野市は「善光寺平」という盆地の中にあって、特に、長野市中心部の北西は、すぐそこまで山が迫っている。日の出直後の太陽が拝めるくらい開けている現在の居所(埼玉)と比べると、入射角の低い電波はかなり遮断されてしまうのではないかと言う印象を持った。

それから、コールサインの問題。僕は「JF1HYG」を取得してからは移動運用でも「/1」をつけずに運用してきた。いつも運用する場所も同じ市内だからそれで気にならなかった。

しかし、今度は0エリアである。0エリアで運用しながら「JF1HYG」を使い続けるのはちょっと抵抗がある。アメリカあたりだとQTHとコールサインの番号が一致していないことはよくあるのだが、日本ではそういう例はあまり聞かない。

ではJR0ELGで運用するのはどうか?LoTW的には複数コールサインのログを合算してDXCCのエンティティをカウントする機能があるらしいのだが、一度合算してしまうとコールサインごとの分計は出ないらしい。それもちょっと不便だ。

 

このblogは無線がテーマなので、無線を続ける上での悩みや困りごとを書いたが、それ以外の引越しに伴う生活上の悩みと言うのはもちろんある。被災した方からみたら贅沢な悩みであるに違いないが、原発事故は、直接の被害が無かった僕のような人にも、今後の生活や予定の変更を強いることになったことは事実。改めて原子力発電の罪深さを思わずにはいられない。

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