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2025年1月

2025年1月12日 (日)

妻のPC不具合、PCのWindows11化(後編)

■自身のPCのWindows11化

 私が使っているデスクトップPCは2019年に購入したDELLのInspiron3470です。Windows10、Corei5、128GのM.2SSD+1TのHDDという構成で、CドライブだけSSDにして起動時間を短くするという、当時よくあった構成です。

 しかし最近Windows11にしろと言うメッセージがうるさく、また実際、2025年の秋にはWindows10のサポートが終わってしまうということもあり、そろそろWin11にするか…と思いはじめました。ところがWin11をダウンロードしてインストールしようとすると「ディスク容量が足りない」と言われてしまいました。1TのDドライブは700G近く余っているのになぜ?と思いましたが、容量を必要とするのはCドライブの方のようなのです。こちらはシステムリカバリのための隠れ領域もあるので実質100Gしかなく、いつの間にか空き容量も10Gしか残っていませんでした。

 Cドライブの空き容量が減っている原因は、iCloudのファイルがダウンロードされているせいらしいことが分かりました。私のiPhoneで撮った写真はiCloudに同期されているのですが、それがなぜかWindowsPC上にも同期しているのです。Windows上の保存先をDドライブに変えればよいと思ったのですが、なぜか変更することができません。あとはiCloudとPCの同期を切ることなのですが、その方法も分からないし、そもそもiCloud上のデータが消えてしまっても困ります。

 ということでそもそもの原因である「Cドライブの容量が少ないこと」を解消することにしました。

 Cドライブは起動ディスクなので、単純なコピーではなく、いわゆる「クローン」を作らないといけません。調べていると最近はSSDのメーカーから自社製品用の無料のクローンソフトが出ていてそれが使えそうです。そしてクローン先のSSD。私のPCのSSDはM.2 SATAだったのですが、最近SATAはあまり使われていなくて、eNVMの製品が多い。わずかに残っているSATA製品からWestern Degitalの500Gの製品をチョイス。WDのクローンソフトが「Acronis True Image for Western Digital」という昔使ったことのあるAcronisの製品だったことも決め手でした。そして忘れてはならないSSDのケース。こちらは適当な商品をチョイスし、SSDと一緒にヨドバシドットコムから購入しました。

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 さてここからのSSD換装の手順は長くなるので手短に記載します。

  1. Acronis True Image for Western Digitalのインストール ⇒Cドライブにインストール(このあとバックアップを取ることを考えるとDドライブのほうがよかったのかも)
  2. Cドライブのバックアップ ⇒Windows10のコントロールパネルから入れる「バックアップと復元」を使用。バックアップ先は内蔵Dドライブにしました(手持ちの外付けHDDに、Cドライブをまるまる保存できる大容量のものがなかったので)
  3. システム修復ディスクの作成 ⇒1.で取ったバックアップを復元するための起動ディスクの作成です。同じくWindows10のコントロールパネルから入れる「バックアップと復元」で「システム修復ディスクの作成」を使用。inspiron3470の場合はなぜかUSBメモリに作成できなかったので、長年死蔵していたCD-R(!)に焼きました。
  4. Cドライブのクローニング ⇒購入した500GのSSDをSSDケースに入れて外付けドライブとしてUSBに接続。次に「Acronis True Image for Western Digital」を起動。このソフトはWD製品を認識することで有効化されます。そのあとすぐクローン作業はできず、メニューから「新しいディスクの追加」で新しいSSDを初期化してやらないといけないようです。「新しいディスクの追加」をしてやっとクローンのメニューが選択できるようになります。ソースのディスクとターゲットのディスクを間違えないようにして、実行。私は夜寝る前にここまで仕掛けて朝まで待ちましたが、一応作業の見込み時間は「2時間半」と出ていました。ちなみに、このソフトの説明書を見ると「ターゲットディスクは先にPCに組み込んでおくことをお勧めする」(要は、新しいSSDはPCに組付け、もともとのSSDはケースに入れて外付けSSDにしておく)と書いてあるのですが、そんなことをするとPCの起動が出来ず(特にinspironではUSB外付けディスクからの起動方法が分からなかった)、Acronis True Image for Western Digitalも起動できないので、あくまで「おすすめ=recommend」であると解釈しました(それでOKでした)
  5. Cドライブの換装 ⇒翌朝、クローニングが完了していることを確認後、SSDケースの中にあった新しいSSDをPCに組付け。電源ONで無事起動しました。Cドライブの容量も増えています。めでたしめでたし。

 最後にWindows11化です。
 後でゆっくりやっても良かったのですが、すでに最新のWin10のバックアップも取ってあるし、やるなら今でしょということで作業開始。

 この辺は普通にWindowsUpdateでWin11のファイルをダウンロード&インストールして、再起動。こちらは難なくWin11になりました。JTDXもHamlogも今の所問題なく動いています。

妻のPC不具合、PCのWindows11化(前編)

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

さて年明けは、昨年からずっと調子の悪かった妻のPCの不具合調査や、自身のPCのWindows11化検討に時間を費やしてしまいました。

■妻のPCの不具合

 妻のPC(Thinkpad E580)は、Windows10のサインイン時にパスワードを入れようとすると文字が入らなかったり、一文字押しただけなのに複数の文字が入力され、それが止まらなくなるという症状が出ており、結果的にいつまでたってもWindowsが使えない状況になっていました。妻のPCは年に何度も使わないこともあってしばらく放置していたのですが、この正月休みに重い腰を上げることにしました。

 1月4日に近所の「PC DEPOT」に持ち込んでみたところ、外付けのキーボードを繋ぐとログインできる場合があることが分かりました。ソフトの問題と言うよりはハードの問題では?と言うところまで分かったので、帰宅後、余っている外付けキーボードを繋いで何とかサインインし、手持ちの外付けHDDに中のデータをいったん吸出し(コピー)しました。

 その後、キーボードをいくつか変えてみたり、キーボードのドライバを更新したり、再インストールしたりしましたが症状は改善しません。最後にPCを出荷時設定に戻すこともしてみましたが状況に変化なく、やはりキーボードのハード的な問題ではないかと言う結論に至りました。Lenovoのサイトで修理代の概算を見たところ、なんだかんだで5万、6万になりそうだったので、PCの買い替えを決意。

 妻は「普段はだいたいタブレットで用事が足りる。PCが必要な時はELGのPCを借りればいいので買い替えなくていい」と言うのですが、私としては仕事でPCを使う場合もあり、もちろんFT8をやる時にもPCを使いますから、どっちかというとこちらの都合が悪い。とは言え、今時新品のノートPCを買うと10万越えしてきますので、たまにしか使わないものにそこまでお金を掛けられない。ということで、中古のPCを購入することにしました。

 検索してみると鹿児島の「Be Stock」と言うお店にWindows11、Corei5、HDD256GBという、まずまずのスペックのDELLのPCが出ていました。お値段は3万円くらい。さすがにHDDが少ない気がしたので追加料金を払って500GBのものに換装してもらうことにし、ポチリ。

 商品は1月5日に発注、6日に発送、8日には届きました。外観も中古にしてはきれいです。早速吸い出しておいたデータを新しいPCに戻し、CドライブのデスクトップやドキュメントフォルダにあったファイルはOneDriveと同期させることであっさり元に戻りました。

ここ数か月懸案だった課題が一つ解消。(後編に続く)

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