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アンテナ

2022年10月22日 (土)

タワードライブアンテナ その後7

10月22日(土)。

先週コンデンサの容量が合わず追い込みきれなかったので、今週は他のコンデンサを加えて少し調整してみる。

幸いなことに、手元に村田製作所製150pF、20KVのセラミックコンデンサが2つあるので(7月に東京へ行った時に思いついて秋葉原の斉藤電気商会で買ってきたものだ)、容量を少し変えてみる。

150pF(コンデンサ単体) → 同調点は2.2MHzくらい。165pFの時より上の周波数で同調している。 

75pF(コンデンサ直列つなぎ) → 同調点は2.8Hzくらいだったかな? コンデンサの容量は多すぎではなく「足らない」のだ。

 

さて、165pFでは容量が足らず、330pFでは容量が多すぎ、ということは200pFくらいが欲しいところ。

久しぶりに合成静電容量の計算をして、206pFなら作れることが分かった。(330pF+150pFの直列接続が103pFだったので、これを並列につなげばよい)

ということで、コンデンサボックスの中はこうなった。

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そして、160mではこんな感じになった。おおむね1.89MHzあたりで同調している。

Img_4395 Img_4394

1.8と1.9両方に出られるようにすることを考えるとこのくらいでいいや、と言う気がした。

ちなみに3.5ではこんな感じ。

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7MHzはこんな感じ。

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3.5と7はATUで何とかしてしまうつもり。

春先からのプロジェクトで長かったが、ひとまず一定の成果を見た。しばらくこれで様子を見る。

 

2022年10月17日 (月)

タワードライブアンテナ その後6

10月16日(日)。

10月の忙しさもようやく一段落したので、冬のローバンドシーズンに備えてそろそろタワードライブアンテナの改善をする。

今日は6月ごろウクライナから入手した旧ソ連製高圧コンデンサを実際に入れてみる。

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耐圧30KV、330pFを直列につないで165pFにしてある。

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1.84MHzでは同調しておらず、同調点を探ると2.025MHzだった。

キャパシタは短縮コンデンサとして動作するから、これはキャパシタを入れすぎたということか。今日はここまで。

ATU(CG3000)を入れてやるとSWR=2くらいまではチューニングできるようになったので、この日の夜に1.840のFT8でJAと交信は出来た。

もうちょっと容量少なめのコンデンサを探さなくては。

 

2022年9月 4日 (日)

タワードライブアンテナ その後5

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秋冬が近づいてきたので、5月以来温めていたタワードライブの改善に着手した。

タワードライブアンテナは給電点に入れるキャパシタの容量が100-200pFくらいの時性能が良くなるということらしいのだが、我が家のアンテナは300pF以上入れてやらないといけなさそうである。少しでもキャパシタの容量を減らしたいので、シャント点をもう少し上げてみた(地上高12.8m→15.2m)。

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今回も例によって220pFのポリバリコンで調整すると、160mも80mもX≒0のときのRの値が持ち上がった(大きくなった)。数字だけ見るとかなり良くなった。

正直、何度もタワートップ近くまで登るのもしんどいので、この辺で手を打つことにした。

そしてシャント線の位置が決まったら取り付けることにしていたV/UのGP(第一電波のD220)も取り付けてきた。

 

シャックに戻って外付けATU(CG3000)でチューニングを取ると、40m、80mは全く問題なくすぐチューニングが取れた。

160mはまた条件が変わってしまったためか、1.840でのチューニングがまだとれていない(1.820はチューニングできたけど)。

しばらく様子見。

2022年9月 2日 (金)

NB32X 戦績(2022.8.18~9.2)

8月18日にRDPをNB32Xに替えて2週間。本日までの戦績を調べてみた。

10MHz W,SV5,7Q,VK0M
18MHz DL,ER,EW,PJ4,4L,UN,OH0,GW,F,D2,HI
24MHz A7,A6,PJ4,GW,G,UA0,PA,DL,SP,OK,ON,LX,4X,D2

特筆するとすれば、7Q,VK0M,D2,PJ4,HIあたりだろうか。

今まで聞こえなかったところが聞こえた、というほどの成果はないが、かといって特段の不満はない。

 

 

2022年8月23日 (火)

NB32Xを載せた後のタワードライブの状況

8月21日(日)。

タワートップのRDPをHB9CVに替えたので、ひょっとしたらタワードライブアンテナの状態が変わっているかもしれない。そう思い、5月22日の記事と同じ条件でアナライザの数値を見てみた。

まず160m。

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次に80m。

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数値的にはほとんど変化がないが、160mにおいてポリバリコンの操作範囲にディップ点(Xの数値が最も小さくなる場所)が認められた。5月の時はこのディップ点はわからなかったので、エレメントが1本増えた影響は多少あるのかもしれない。

 

2022年8月19日 (金)

NB32X を上げた

Nb32x

8月18日(木)。

2020年の12月に上げた7/10/18/24のRDP(RN4MCX)を降ろして、10/18/24のHB9CV(NB32X)を上げた。

これまでの1年8か月、RDPでも結構楽しめた。特に18MHzはZBとCWが出来たりFT8ならVP2Eと出来たりしていた。7MHzでは6O、10MHzではFSやPJ5、24MHzでもHV0Aができている。しかしそれはたまたま条件が良かっただけにすぎず、パイルに苦戦したり、そもそも聞こえないことも多かった。

今はハイバンドの調子が良いので18/24のビーム化を考えたのだが、年明けにはブーベのペディションもあるし、10MHzあたりもカバーしておきたくなった。その結果行きついたのがミニマルチのNB32Xだった。7MHzは敷地の大きさの都合でビーム化はあきらめた。いざとなればタワードライブ+ATUで最低限の電波を出せるという目論見もあった。

ミニマルチに注文したアンテナが届いたのは6月半ばだったが、7月の人事異動対応や8月のイベント対応があって、ようやくお盆の休暇にアンテナを上げることができた。

8月16日に室内で組み立てを開始し、17日に屋外でブームと位相給電線の部分を組み上げた。そして18日にRDPとHB9CVの入れ替えをした。

全工程を一人でやったが、そんなことができたのもアンテナエレベータのおかげ。でもさすがに既設の3エレの上に乗せる工程は大変だった。

それにしてもHB9CVというやつはブーム上に構造物があるため、アンテナをマストの取り付ける工程で引き上げロープとブーム部分がこすれ、フェーズラインにも変な力がかかり傷をつけてしまった。絶縁用に自己融着テープを巻いておいたからよかったものの、その辺がシンプルな構造の八木と違って厄介だ。

設置後のSWRだが、10MHz、24MHzは十分低い。18MHzは底が低めにあるらしく、CWバンドでは全く問題ないが、SSBのバンドエッジでは2.0くらい。内蔵チューナでの微調整が必要そう。既設の14/21/28の3エレの方は特にSWRに変化はなかった。

さて試し打ちと行きたいところだが、SSNは90近くでまあまあだが、A値が30前後となっていて若干お空は荒れ模様。18日現在では夕方のEU方面が2.3局できた程度で、まだ感触はよくわからない。

 

2022年6月22日 (水)

ウクライナから届いた

Ukcap

タワードライブで使うドアノブコンデンサ(15KV、300pF)、なかなか国内のお店では見つからなかったので結局eBayで購入。

発送元はまさかのウクライナ。

5月28日に注文したものの、本当に届くのだろうか…と心配だったが、昨日6月21日に届いた。

 

さて問題はこのコンデンサをどうウォルボックスの中に固定するか。

セラミックなどの絶縁物のワッシャーをかましてL字金具で固定?あまり工作例を見かけないのでいろいろ検討中。

 

2022年5月22日 (日)

タワードライブアンテナ その後4

今日はタワードライブアンテナのセオリーに従って、給電点とシャント線の間にキャパシタを入れてみる。

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と言っても立派なエアバリコンなどないので、とりあえず手元にあったポリバリコンで試してみる。ポリバリコンは昔ラジオを作ろうとしたときの2連バリコン(CBM-223)で、「160+60pF」と記載があるから最大220pFということなのかな?

さて結果。まず160m。

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実数部分は足りないが、虚数部分は0に近い。同調が取れそうな気配。

続いて80m。

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これも手ごたえあり。なんとかなりそう。

 

 

2022年5月14日 (土)

タワードライブアンテナ その後3

今日は朝から風が強く、タワーに登る気がしないので、MFJのアンテナアナライザでタワードライブアンテナの同調点探し。

このアンテナにキャパシタは設けていないので、アナライザの同軸芯線側をシャント線に、外皮側をタワー(アース)に直結で測定。

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こういう時、最近のアナライザはグラフにしてくれるようなのだが、うちのは古いので都度数値読み取り。

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測ってみると虚数成分X=0(あるいは一桁程度の小さな数値)になったのは10.778MHzと21.363MHz付近という結果に。これはどう考えればよいのだ・・・。

ちなみに2MHz前後ではどんな数値かと言うと、直流抵抗R=0で、Xだけが変化する。周波数が低いほどXは小さくなる。1.778MHzより下の周波数は測れないので、もしかすると1.778MHzより下にも同調点があるのだろうか?

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タワードライブをお使いのOM諸氏の記事を読んで少し勉強しないといけない。


■VU4W 160m、80m HRD
 夕食後、このアンテナでVU4Wのワッチを試みる。21:40頃、1836のFT8も見えたし、22時台の3573 FT8も見えた。
 160mの方は「CQ NA」だったので呼ぶに呼べず。80mの方はMSHVでもF/Hでもなくノーマルモードでの運用でしたので、まったく歯が立ちませんでした。

 

 

2022年5月 8日 (日)

タワードライブアンテナ その後2

160mでどうにもチューニングが取れない我が家のタワードライブアンテナ。

どうしたものかと思っていたが、JA2IVKさんの記事(2015年のTopBandMeetingの発表資料のようです)を見かけて改善を試みることにした。

IVKさんの資料によると

・シャント線の接続位置を高くすると給電点のインピーダンスが高くなる低くするとインピーダンスが低くなる(20~32mのクランクアップの場合、最上段もしくは上から2段目上から2段目でFBな局が多い)
・シャント線とタワー間を離すと給電点のインピーダンスが高くなる。近づけるとインピーダンスが低くなる(10~80cm)

とある。

我が家のシャント線の接続位置はタワーのほぼ中間で(よく見ると中間よりも下だった)、しかもタワーとの間隔は30cm程度である。これらシャント線の張り方がまずいのではないかと思うようになった。(いままではアースが甘いのではないかと思っていた)

 

そこで、気候も良くなったのでタワーに登り、まずシャント線の接続位置を高くしてみた(8m→12.8m)。

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その結果、

・1.9MHzのチューニングが簡単に取れるようになった(今まではリグのアンテナチューナ併用でなんとか出られた)。

・1.8MHzのチューニングが不安定ながら取れるようになってきた。

そこで次に、シャント線とタワーの間隔を離してみようと思ったが、あいにく長めの腕木のようなものは持ち合わせていないので、タワー下部だけ間隔を広げてみた(1mくらい離して斜めに張った)。その結果、

・1.81MHz付近、1.84MHz付近でチューニングが取れて、多少安定するようになった。

となった。

目標とする1.8MHz帯で一発チューニングにはいたらなかったが、改善の手掛かりを得た感じがする。

また機会を見てシャント線の接続位置やタワーとの間隔を変えてみたいと思う。

 

 

 

 

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