サテライトは瞬間芸(サテライト初QSO)
やっと衛星経由によるQSOができました。
使った衛星はFO-29(ふじ3号)。
当地では8:29JSTから始まる「AOS162度⇒MEL74度⇒LOS349度」という北上する東パス。MEL時の仰角は84.1度で、ほぼ頭上まで上がってきます。
アップリンクはマスプロの5ele八木に20W、ダウンリンクは自作の6ele八木です。
これまでのトライアルの中で、「初心者は呼びに回るより、CQ出して呼ばれたほうが楽」ということを知ったので、今回はループテストが出来たらすぐにCQを出す作戦で臨みました。
■ループテスト
145.995で連続短点を打つと、435.012あたりで同じような短点が聞こえたので、ループはOK。
■CQ1回目
思い切って、送信周波数をバンド内の中央、145.95に設定。
その周波数でのループテストもうまく出来たので「CQ JR0ELG K」だけの簡単なCQを出しますが、CQを出している間にドップラーでどんどん音が低くなっていってしまいます。
誰か呼んでくれたみたいなのですが、聞いたモールス符号を、メモ帳にメモしている間にも周波数が変化してしまい、すぐに聞こえなくなってしまいます。これは厳しい!
何度かCQを出していると懲りずにまだ呼んでくれるので、応答するのですが、なにぶんこちらは慌てていて、相手のコールがなかなか正しく打てません。そうこうしているうちに呼ばれなくなってしまいました。
■CQ2回目
いつの間にか、MELの時刻を過ぎています。今回もノーQSOか?
アンテナを向けなおし、気も取り直してもう一度CQ。
応答がありましたが、先ほど呼んでくれた局とコールが似ています。さっきの局なのか?新しい局なのか?
しかしメモしている時間がないことは分かったので、とにかく聞いたリズムをそのまま打って599BKを送りました。すると相手からも599TUが返って来ました。なんだかQSOできたみたい。でも相手のコールがその前の局と似ていたので、相手のコールを打ち間違えたかもしれません。最悪NILになるかも・・・。
衛星が沈んだあと、QRZ.comで、599TUを返していただいたと思われる方を調べて、メールしてみたところ、「交信できてましたよ」という、うれしい返事を頂きました。
ということで、先月来断続的にチャレンジしていた衛星経由によるQSOが出来ました。
それにしても、サテライトは瞬間芸というか、メモなどせずに頭の中で覚えて素早くQSOしないといけないと言うことを、思い知りました。
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